F. Scott Fitzgerald ホームへ戻る
| 作品名 | 邦題 |
| The Great Gatsby | 偉大なるギャツビー |
F. Scott Fitzgerald "The Great Gatsby"（F. S.フィッツジェラルド「偉大なるギャツビー」） トップ
フィッツジェラルドの代表作で大変人気のある作品です。1925年の作品です。第１次世界大戦後のいわゆる「ロスト・ジェネレーション（失われた世代）」に属し、ヘミングウェーらと同世代となります。
ニューヨーク郊外の大邸宅に住む大金持ちのギャツビーは、連夜、盛大なパーティーを開き、各界の著名人を集めています。そのギャツビーの隣に住むニックが語り手となり、ギャツビーの恋と人生を物語る、という手法を取っています。
ギャツビーは５年の間、ずっと一人の女性デイジーだけを愛し、再会の日を夢見ている。しかし、デイジーは別の男性と結婚し、子どもも産んでいる。ギャツビーのロマンティックな夢とデイジーの現実的な打算とが見事に対比させられていて、結局、夢見るギャツビーが銃弾に撃たれて息絶える結末を迎えます。
前段の華麗なるパーティーとは対照的に、ギャツビーの葬儀はニック以外にはほとんど参列しない寂しさ。彼が５年間恋し続けたデイジーも顔を出さない。
流麗で魅力的な英文です。内容・文章ともに素晴らしく、読むうちに引きこまれます。